[コメント] トロン LEGACY(2010/米)
CG映画の元祖を題材に、これまでのSF映画の進歩に対する愛を感じた。大げさな言い方だけどね。
大抵のSF映画に求められる(と思う)、"新鮮さ"は皆無。 その代わりに、どこか懐かしさの漂う、"レトロなかっこよさ"にビリリッと痺れました。
コンピュータ世界、ネオンのようにきらめく造形物、父親と息子の絆、ミステリアスなヒロイン、腹部を叩きつけるような重低音を執拗に奏でる電子的な音楽etc。
それは、スターウォーズ、ブレードランナー、マトリックス等々、 時代を代表したSF映画を髣髴させるモノばかり。 本作品を見ながら、当時心ときめかせて鑑賞したSF映画達の名シーンが頭の中でよみがえりました。
ハッキリ言って物語はたいしたことない。 世界観も今更なモノ。 心に残る映画か、と聞かれても、そこまで大げさなもんじゃない。
でも、かっこいい。 大人が「スタイリッシュな映画」とか評する類じゃなくって、 子供が「かっこいい!」と、はしゃぐような、そんな感情を得られる映画でした。
これ、好きです。
・・・やっぱりなんか大げさに言ってる気がするんだけどね。
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