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[コメント] ケース39(2009/米=カナダ)

なんだか物語として何も解決されていない...
kaki

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







主人公は途中から少女が悪魔の化身だと気づくことになるが、この事が主人公の妄想・幻覚をみているのではないかという可能性が完全に無いものとして話が進んで行く。 ただラスト近くに車の中で少女が怯えた表情をみせるがこれが父親のいう「恐れを持たないものには恐怖する」ということか、それとも完全に妄想の世界で突っ走っていた主人公が一瞬みた現実の少女の姿だったのか...という含みをもったシーンに感じたが考え過ぎか。(だとしたらいい映画) いずれにしても主人公は少女ひとりを海に沈めて殺したわけでこの後犯罪者としての人生が待っているはずである。ふつうは事情を知る第三者が存在する事によって観ている側にどうにかはなるなと安心感をもたせるが本作にはそのような人物は存在せず世間からみれば子供を助ける仕事のくせに少女を悪魔呼ばわりし執拗に殺そうとして最終的に海に沈めて殺してしまうという許しがたく情状酌量の余地もないイカレタ女でしかない。それをあんなやったぜみたいな終わり方されても???である。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)煽尼采

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