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[コメント] 海炭市叙景(2010/日)

生きることの難しさを目の当たりにしました。(2011/12/22)
chokobo

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







親を失った兄妹。

海で遊んだ思い出の8ミリ

雪の中の労働者

立ち退きを迫られる老婆。猫を探して彷徨する。

水商売をする妻を持つ夫のストレスと苦しみ。 プラネタリウムの苦しみ。

そのプラネタリウムに通う孤独な少年。

小さなガス会社の社長。

後妻に虐げられる子供の孤独。

父親は二代目のどら息子。

嫁さんも二人目。

自分の息子を虐げる後妻に暴力を振るう夫。

貧しい造船の街に不況が訪れる。

押し寄せる苦悩。

デフレと格差の中でもがき苦しむ貧しい人々が細い糸でつながっている。

経済が疲弊するとひとつの街が沈没する。

沈没した街の集い苦しむ人々。

生きることもできずに苦しむ。

苦役列車だ。

(評価:★4)

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