[コメント] アンストッパブル(2010/米)
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鉄道会社の「ちょっと偉い人」が悪者になってしまっていたが、こういう映画で善悪を競っても意味ない気がする。最後にこの男が「解雇」で、ドーソンが「昇格」なんて。本当なら、「事故の監督責任」で「二人とも処分」が正しい責任の取り方だと思うんだけど。「どう解決したか?」ではなく。
「どう解決したか?」では、「1206号の活躍」だけでなく、もっといっぱい手を打つべきな気もするんだけど。「第一の矢」の「前に連結」、「第二の矢」の「ヘリから飛び乗り」が失敗し、死傷者がでて、そこでもう「最終手段」として「横転させる」になってしまったんだけど、そもそも「有毒物質を積んでいる」んだから、その地点にあれだけいっぱいの人がいてはいけないんじゃないのかな?普通は。
結局は、溶接工の男の車から、「機関車に飛び乗って」、機関車を止めたわけなんだから、もっとその前に「第三」「第四」の手段を講じるべき。「飛び乗り」をもっと何度も挑戦してもいいと思うし、ヘリからの飛び乗りも、「あんな長梯子」じゃなく、もう少し低空飛行で、短めの梯子から挑戦したほうが、確率が高いと思う。それに「前に連結」も、「止めるため」でなく、「誰かが乗り移るため」の手段なら、成功したんじゃないのかな?
それらの手段を講じなかったから、という理由での「解雇」なら判るんだけど、それはドーソンも一緒だし。
「ニュース三昧」は仕方のないことだけど、もうすこし映画の中ではそれが控えめだったら。
最後、二人(三人?)が表彰されていたけど、溶接工が「溶接工である意味」がないのが残念。何かそういう仕事の上での「見せ場」があるのかと思っていたのに。あと「第一の矢」で死亡した(と思われる)機関士の「遺影」とか、家族とか、一緒に表彰してあげなさいよ!(気づかなかっただけで、そこにいたりしたのかな?少なくとも映画としては無駄死に扱いなのが、一番気の毒。)
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