女の子を中心に据えるだけでたちまちネガティブ調なシーンが多くなってしまったところが残念だった。 必要以上にナイーブ演出があったので、そこは大幅にカットして代わりにラップシーンを入れてほしかった。

実は前作のレビューでは3を付けたが、こちらのほうが上という意味での4ではない。 次回作（レペゼン栃木）も控えているということでファンが増えてほしいなという願いを込めての4である。 自分では即興で韻を踏む事ができないけれど、劇中のキャラクター達がすらすらと面白くライムを刻んでくれるので内容自体よりもその爽快感に魅了されるところがこの映画の最大の魅力だと思う。

それとキャラクター作りが丁寧で良い。 映画的手法や脚本にはそれほど優れた点を見いだせなかったけれど、 それぞれのキャラクターのラップを見聞きし続けたいために私は応援してみることにする。

ちなみにラップを監修している伝説のタケダ先輩こと上鈴木さんには胸をわしづかみにされました。