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[コメント] 灼熱の魂(2010/カナダ=仏)

憎しみの連鎖を断ち切る、というのはわかる。しかしキャスティングミスもあってか、作り過ぎ感が強い。過ぎたるは及ばざるが如し、ということか。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







どう考えても主要な登場人物の劇中の年齢と、役者の年齢が違いすぎるだろう。

寓話的に描くという意味を込めてか、レバノン内戦をモチーフにしながらあえて、劇中には具体的な国名はいっさい出さずに中東のどこかの国の宗教対立による内乱という形をとっている。また主役たる双子のはっきりとした年齢は明示されていない。

しかし、母の墓石には「1949−2009」と年齢が特定されており、ここから双子の年齢や兄の年齢などを推定していくと、役者の選定がものすごく不自然だといわざる得ない。

ここに無理が生じているから全体の印象も大きく損なっているのではないか。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ペンクロフ[*]

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