チャップリンの作品としては最高傑作とまでは言えないかもしれませんが、再見した感想を言いますと、

「ラストシーンが凄い！」

ということ。

この設定を見事に結びつけるパワーはチャップリンならではでしょうね。

サイレントで字幕で白黒で、そんな環境だからこそ見せられるマジックですね。

盲目の女性（ヴァージニア・チェリル）が最後にチャップリンの手を握って、

「Ｙｏｕ？」

このたった一言で感動の涙が押し寄せます。

涙が止まりませんね。（ウンウン）

最近、仕事をしていても何をしても、「感動できない人々」が増えているように聞きますが、たまにはこういう映画を（できれば映画館で）見て、思い切り琴線に触れる体験をするのもよいと思います。

できれば再びリバイバルされることを強く希望します。

チャップリンの映画に限らず、映画は映画館で観たい。

この映画も大勢の観客と一体となって笑い泣き、そして感動して劇場を出ることができたら、また素晴らしいひと時を味わえることでしょうね。

2010/10/12　自宅