[コメント] おとなのけんか(2011/仏=独=ポーランド)
たとえばハムスターに反応するケイト・ウィンスレットである。最初は行為が理念的だった。酒が入ると性格が理念に近づいてくる。
ジョディ・フォスターのリベラル言動は、理念化したキャラが個の量感を失うことへのいら立ちと解せるが、理念と行為が分離した現象そのものはジョディという個体の中で地団駄のかたちで表出してしまう。ポランスキーのニヒリズムはそれを可愛く捕捉せずにはいられない。
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