[コメント] 男の顔は切り札(1966/日)
安藤昇の映画のようで実は長門裕之を軸に展開するヤクザと堅気、つまりは旧弊暴力社会と市民民主主義をめぐる娯楽群像劇。旧梅津組の面々に始まり南田洋子や西村晃の準主役から園佳也子、菅井きん、田中邦衛ら端役まで出番の多少にかかわらず全出演者が印象的。
殴りこみじゃなく交渉に行くのだ、証拠をそろえて裁判だ、などとなかなか喧嘩が始まららず妙にお行儀が良いのは、東映任侠映画に対する松竹(配給)の意地とこだわりか。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。