[コメント] アクシデント(2009/香港) - 更新順 (1/1) -
彼らの仕事の徒に複雑化した阿呆らしさが映画的趣向だと認めるものの、やっぱ阿呆らしい。その阿呆らしさが肝心の疑心暗鬼劇を矮小化させてしまい、主人公がピエロに見える。ただ、4人の人物設定の背景世界をも垣間見せるかのような視線の交錯には痺れた。 (けにろん) | [投票(1)] | |
日本風に言えば、「人を呪わば穴二つ」を地で行く映画なんだが、登場人物を抑えた効果もあってか、90分を切っていると思えないほど濃密な闇が堪能できる。 [review] (シーチキン) | [投票] | |
確固たる美学が全篇を貫いている。作り物めいた審美的な撮影にジョニー・トーの痕跡を認めることもできるが、むしろ反-チームの物語であるところはトーと一線を画する。ルイス・クーの病的な性質をプロフェッショナリズムに仮装して観客を惑わす語りも巧みだ。時空間を濃密に煮詰める無音の演出もいい。 (3819695) | [投票(1)] |