[コメント] ドクトル・ジバゴ(1965/米=伊)
叙事詩的なドラマに中に浮かび上がるのは、ジバゴのいい加減さとララとトーニャの力強さのみ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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主人公は、人生の嵐に逆らわず「流される」事を「生き方」「処世術」として体現させたようなキャラクターで、どうして作品タイトルになっているのかよく分からない。オマー・シェリフはそんな一本筋の通ってないような主役を演じるには骨太すぎるように思う。 主役はその双眸から光線を発射しまくるラーラ=ジュリー・クリスティ(ラウラ・アントネッリに激似)でしかるべき。タイトルもそうであったら納得もするのだが。 巨匠デビッド・リーンは原作(未読)から何を選別し、訴えたかったのか?よく分からない。 ラストに出てくる、ジバゴが母から受け継いだバラライカのみが、何故か心揺さぶるアイテムで、3世代に渡る人生を感じさせる。
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