[コメント] ヒズ・ガール・フライデー(1940/米)
テンポ、キャラクター処理、ストーリーテリングに無駄なく安定したSO-SOコメディ
まずは何をおいてもそのテンポに見る映画のスピードであろう。矢継ぎ早に繰り出される台詞の応酬はまさにしゃべくり漫才の爽快さである。その闊達な画面を体現せしめている主演二人の好演にもコメディ映画の求心力が強く現れていて上等である。ケーリー・グラントの口八丁ぶりはコメディアンに大切なテキトー加減の調味がよく効いており、ロザリンド・ラッセルのタックルもひじょうにチャーミング。爆発的な面白さというものはないが、しっかりとホークス印が見て取れる安定した作品である。
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