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[コメント] 王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件(2010/中国=香港)

人体発火事件の真相を解くという一応ミステリーものなんだが、娯楽アクション映画でございました。でも、香港映画にしてはカネをかけているので、ハリウッド並みのCG(ちょっと大げさ)には目を見張るものがある。
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俳優陣も豪華でそれぞれしっかり熱演。そのため起承転結が明瞭で長時間にしては退屈することなく観賞できた。

俳優陣では初めてのダン・チャオの金髪染め、白塗りが目を引く。最後は哀れ彼も発火してしまうが重要な役回りを担う。さらにリー・ビンビンの優美さと凛々しさも特筆もの。

そして忘れてはいないが主役のアンディ・ラウカリーナ・ラウの朗々とした安定感ある演技はこの映画に芯を持たせている。

でも僕は何よりも冒頭から聳え立つあの、天にも届く仏塔の素晴らしさにため息をつく。あれはCGではないと思うがいかがなものだろう。とにかくカネをかけている。衣装もそれぞれ素晴らしくエンターテイメント性からするということなし。

でもこれだけ褒めておいて、点数がそれほど出ないのは、ミステリーファンの僕からすると、人体発火の謎自体が取ってつけたものの如く矮小だし、ディー判事の探偵というイメージが空回りしている感もあったからかなあ、、。

(評価:★3)

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