8年も見るのを忘れていた。飽きさせはしない見世物演出は『ハンニバル』を思い出すが、学者でもロボットでもなく、オッサン（イドリス・エルバ）によって適当に語られた粗筋がどうやらすべてとわかって愕然とする。ラスト、満持しのお見えでチェスト・バスターがはしょられるが、一事が万事そういうプロット。玉手箱を開けたかのようなガイ・ピアースを引っ張ってきて、「で、なんなん？」と思って待っていると、この原哲夫のデッサンみたいな宇宙人…一言もくれないのである。デッサンに吹き出しはまだないってか？　むすっとしてインタビュアーをかわしながら、コメント考えてなかっただけじゃないのか！　と憤っていると、続編に引っ張っていく…始まりと見せかけて全然始まりじゃない、始まるよ始まるよ詐欺みたいな…ある意味新しい！