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[コメント] トータル・リコール(2012/米)

ディックのSF小説の映画化というよりも、バーホーベン監督、シュワルツネッガー主演の映画『トータル・リコール』のリメイクだな。それにちょっと『ブレードランナー』っぽい世界観を取り入れてさ。
シーチキン

バーホーベン版に比べればCG技術の進歩に助けられたとはいえ、いかにも近未来SFらしい小道具の数々はけっこう面白くて、良くできている。そういうもののセンスもいいし、上下方向を上手にいかした立体的なアクションの演出も随所に見られる。

バーホーベン版は1990年製作だから、あれから22年間の映画の技術や演出の進歩という点からみても面白いかも。

また、三つの乳房とか、IDチェックで呼び止められた際に最初に振り向いた太った女性など、バーホーベン版『トータル・リコール』を思い出させる小ネタも楽しい。

(評価:★3)

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