[コメント] テイク・ディス・ワルツ(2011/カナダ)
女はいつも満ち足りない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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トイレをしていても平然と洗面所に入ってくる夫に、家族となってしまった自分/自分たちの関係に嫌気が差すのもわかる。トイレをしていたらそそくさと洗面所から出ていく新しい彼氏に、愛情の不足・淋しさを感じるのも分かる。どちらも理解できる。
しかし安定した愛情を感じられる相手にも刺激を与えてくれる相手にも満たせない淋しさはある。淋しさというよりは、"自分らしくあれる場所の喪失"に不安になるのかもしれない。一人で遊園地でぐるぐる回っているとなんだかとても楽しいよね。
静かで繊細な映画。 『ブルー・バレンタイン』が好きな人には良いかもしれない。 こちらのほうがポップさに欠けるんだけど。
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