[コメント] マリー・アントワネットに別れをつげて(2012/仏=スペイン)
手持ちカメラを多用しながら「史劇」としての体を為している構造は興味深い。プロットは愛や崇拝がひとりの女にとって自己愛の裏返しであるというケースを描くもので、面白いが昨今のドラマでは平凡。それを突き抜けた上にさらなる感情が見い出せるものなら、感興に深いものがあったろうが。醜悪下賎なヒロインを演技したレア・セイドゥーは冒険的な良さをもつ。
(水那岐)
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