ジャン・リュック.. | チャップリン | 小津安二郎 | ヒッチコック | ジャッキー・チェ.. |
マリー・アントワネットに別れをつげて (2012/仏=スペイン)
Les Adieux a La ReineFarewell, My Queen
[Drama]
製作総指揮 | クリストフ・ヴァレット |
製作 | ジャン・ピエール・ゲラン / クリスティーナ・ラーセン / ペドロ・ウリオル |
監督 | ブノワ・ジャコ |
脚本 | ジル・トーラン / ブノワ・ジャコ |
原作 | シャンタル・トマ |
撮影 | ロマン・ウィンディング |
美術 | カティア・ヴィスコップ |
音楽 | ブリュノ・クーレ |
衣装 | クリスチャン・ガスク / ヴァレリー・ランシュー |
特撮 | ジョエル・ピント |
出演 | レア・セイドゥー / ダイアン・クルーガー / ヴィルジニー・ルドワイヤン / グザヴィエ・ボーヴォワ / ノエミ・ルボフスキー / ミシェル・ロバン / ジュリー・マリー・パルマンティエ / ロリータ・シャマ / マルト・コフマン / ウラジミール・コンシニ / アンヌ・ブノワ / ドミニク・レイモン / エルヴェ・ピエール / アラディン・レイベル / ジャック・ノロ / ジャック・エルラン / マルティーヌ・シュヴァリエ / ジャック・ブーデ / ジャン・クレティアン・シベルタン・ブラン / ジャン・マルク・ステーレ / セルジュ・レンコ |
あらすじ | フランス革命時。既にバスティーユ監獄は落ち、王政は風前の灯となっていた。その中にあって、年若いシドニー(レア・セイドゥー)は王妃マリー・アントワネット(ダイアン・クルーガー)のよき朗読係として、毎日その無聊を慰める生業に身を投じていた。王妃を崇拝する彼女は、王族への良からぬ噂を遠ざけて忠誠に励むが、資料編纂官のモロー(ミシェル・ロバン)より聴いた革命派の進撃については否定できないものを感じ取っていた。そして市民代表は286人の斬首刑に処する人々のリストをばら撒き、貴族たちの恐怖は現実のものとなる。その渦中で、王妃のポリニャック公爵夫人(ヴィルジニー・ルトワイヤン)への偏愛がシドニーの心を掻き乱す。〔100分〕 (水那岐) | [投票] |
フランス映画まだまだ健在なり。恐らくデジタル撮影と思うのだがまず自然光主体の照明が大変に美しい。ジャンプカットや手持ちカメラの構図に無頓着な動き、「視線」「ドア」の演出はそれぞれヌーヴェルヴァーグを想起させる。つまり「映画」になっているということ。また、レア・セイドゥーの不敵な眼差しが実に良い。傑作。 (赤い戦車) | [投票(1)] | |
ベルサイユ宮殿の中だけで、ホンの数日間という狭い世界の物語ではあるが、フランス大革命の裏面史として、歴史のうねりとそれに翻弄される人間の小ささを描き切っているのは大したもの。 [review] (シーチキン) | [投票] | |
王妃の朗読係の肩越しに垣間見られる裏面史。遠くから響いてくる地鳴りの如きものとしての革命、歴史。明言出来ぬ自身の心の言葉を受け身の口づけを通して聞く。レア・セイドゥーの両の眼はいつも低温で、見つめる目であると同時に見つめられ(う)る目でもある。〔3.5〕 (鷂) | [投票(1)] | |
手持ちカメラを多用しながら「史劇」としての体を為している構造は興味深い。プロットは愛や崇拝がひとりの女にとって自己愛の裏返しであるというケースを描くもので、面白いが昨今のドラマでは平凡。それを突き抜けた上にさらなる感情が見い出せるものなら、感興に深いものがあったろうが。醜悪下賎なヒロインを演技したレア・セイドゥーは冒険的な良さをもつ。 (水那岐) | [投票(1)] |
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