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[コメント] 攻撃(1956/米)

私にとってもこの映画が戦争映画の最高作だ。前半の静かな戦場がラストへ向かってとんでもない狂気に転じていくコントラストが凄い!
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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 主役の下士官(ジャック・パランス)はドイツ軍戦車と戦わなければならないのと同時に無能な上官(エディ・アルバート)とも戦わなければならない。ラストの血みどろの戦いも驚愕ものだが、前半の静かな静かな戦場の描写も素晴らしい。小さな小屋が点景としてある、まるで『ミツバチのささやき』を想起させるような丘陵がつらなる美しい景色を見ながら、ジャック・パランスと兵士達が言い交わす。「嘘みたいな静けさだな。まるで西部劇みたいだ...」

 この静けさが、ラストへ向かって、とんでもない狂気に転じていくコントラストが凄い。エディ・アルバートがアルドリッチらしい臭すぎる演技を見せつけるのも良い。

(評価:★5)

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