[コメント] ワイルド・アパッチ(1972/米)
これはとても厳しい映画だ。私には厳しすぎたのかもしれない。その厳しさとは残酷描写やドッグ・キャニオンでの凄絶な殺し合いのことでもあるのだが、それ以上に作中人物/観客がニヒリズムに陥ることさえも許さない厳しさのことであり、それは私たちを徹底的に宙吊りにする。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラストシーンのバート・ランカスターがいみじくも体現する「朽ちゆく者の美」は『山猫』『家族の肖像』のそれにも匹敵する。
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