[コメント] 若草の頃(1944/米)
戦中とは信じられない撮影技術と、達者なマーガレット・オブライエンに驚く映画。話は平凡。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ジュディ・ガーランドが部屋の明かりを次々と消してゆく件(撮影に4日かかったらしい)の繊細さが素晴らしい。焚火を囲んだハロウィンの夜の騒動の件は、スピルバーグの作品に紛れ込んでいても見分けがつかないだろう。
物語は連作短編からのチョイスであるが、うまくまとめ切れていない。ときどき垣間見える子供たちの猟奇性が浮き上がっており(上記のハロウィンにしても、ブルドック飼っている親爺が気の毒)、故郷愛というテーマもお父さんの配慮がないねというだけで具体性がない。黒人がひとりも登場しないセントルイスに見合った不自然さが残る。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。