[コメント] スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013/米)
作品全体を通して「ダイジェスト」感が強い。心情変遷などあっさり描きすぎなのではないかと思う。
カークがエンタープライズのキャプテンとして、また宇宙艦隊の一員として成長していく過程やスポックが「人間らしさ」を得ていく過程を描きたいのかなという意図らしきものは伝わってくる。
しかしながら、出さなければならない情報を詰め込むのに汲々としている印象が強すぎる。そのため観客はストーリーの幹の部分を大まかに理解することはできても、登場人物の心情理解のような枝葉の部分を落とし込むまでには至らないのではないか。
「話は分かるけど、なんか置いて行かれている感じがするなぁ」というのが本作に対する感想である。
(2013.8.23 シネプラザサントムーン)
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