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[コメント] おしん(2013/日)

女性と労働の映画。半歩さがって少女を見つめる演出は過剰の一線を越えず好感。確かに30年前のTVドラマ放映時の女に対する職業観はこうだった。過酷ながらも美しい雪景色がその理不尽を象徴する。提示された「女は何のために働くのか」という問いそのもに賛否はあるだろう。
ぽんしゅう

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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1986年の男女雇用機会均衡法の施行以来27年、「ワーク・ライフ・バランス」たらが云々される今どきに「女は自分のために働くのではない。親や子供のために働くのだ」という懐古的保守観の突然の表出に、多少の郷愁を感じつつも飛ぶ鳥落とす安定多数男・安倍晋三の薄ら笑いがだぶり、少し気味が悪い。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)寒山拾得[*]

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