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[コメント] 大統領の執事の涙(2013/米)

大統領の執事の目を通した黒人の歴史ともいえるのだろうけど、実はリー・ダニエルズお得意の父と息子の葛藤。時を経るにつ入れ変わっていくお互いへの理解と心情を、構図とアップでとらえた。
jollyjoker

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







豪華なキャストではあるけれど、それぞれに魅力が今一つ欠け、傍観者にしかなれない観客。

息子ルイスデヴィッド・オイロウォが父を「白人にへつらっている」と見ていたために、公民権運動に力を注いでいき、それを許せない父と齟齬が生じる。リー・ダニエルズ作品は親子間の意見の食い違いがいつも悲しいのだが、その小さな食い違いをもう少し丁寧にたどってほしかった。

そしてオプラ・ウィンフリーの堂々たる体型とどすこい演技が圧巻。

(評価:★3)

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