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[コメント] 愛のコリーダ(1976/日=仏)

藤竜也演じる吉の、定に対する、表情や物言いがはかなげで悲しかった。
セネダ

定が攻撃的な愛ならば、吉のは受容的許容的な愛。すべてを受けとめ、包み込む。吉は、優しすぎたんですよ、きっと。いやいや、これが吉の定にたいする愛なのか。

この作品の中で扱われる性描写は、決して、エロではない。エロではない分、観ていてツライし、美しくない(←この言葉には語弊もあるが)。だから目を背けたくなる。いっそエロならどんなにいいことでしょう、と思う。

※余談

愛のコリーダ2000』を取り上げたアサヒグラフ(愛読していたのだが、現在は休刊中)で、藤竜也がジャック・ニコルソンに話しかけられた(「握手を求められた」だったけ?)エピソードなどを思い出す。そういえば、確か、この号でも大島渚は怒っていた(インタビュアーの訊き方が問題だと思うが)。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ダリア[*]

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