[コメント] 青天の霹靂(2014/日)
序盤を中心にかなり欠点も目立つが、最終的にはあまり気にならなくなるのは真剣さが全体に見えるからだと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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原作未読です。
マイナス面が目立つ作りになっているとは思う。特にタイトル表示を挟んだ30分程度はあまりにテンポが悪い。うだつが上がらない事を示すのはお笑い芸人たる監督なら、もっとスムーズにできてしかるべきではないのか。
他にもいろいろ粗はあるのだが、大泉さんにちゃんとマジックをやらせてみたり、笑いをやるシーンにしても変に身構えることなくまたテレビ的な笑いに走ることなく取り組んでくる様は、その粗を気にさせないという点において絶大なる効果を生んでいる。
また、変に詰め込み過ぎなかった事も本作にとっては良かったのではないか。春夫(大泉洋)と正太郎(劇団ひとり)や悦子(柴咲コウ)の「和解」が唐突になっているマイナス面もあるが、ストーリーが停滞するという邦画にありがちな展開に堕さなかった事も評価したい。
完璧ではないが、これだけ出来れば十分だろう。まぁ、予告編でちょっとしゃべりすぎたのは今後注意していただきたいとは思う。
(2014.6.6 シネプラザサントムーン)
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