[コメント] ルパン三世(2014/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
『キックアス』方式とでもいうか、ルパンらに憧れた登場人物がコスプレをして色々とやっていると思えば、こういった形のアクション映画としてまぁ許容範囲ではあるが、根本的にそれならオリジナルやれという話には全く抗えないので、やはり厳しいと評価せざるを得ない。
ルパンの実写化という観点と関係ない部分で気になる点を挙げると、アクションシーンに寄りが多すぎてキャラクタの位置関係や状況があまり理解できない、The Arkの周りは地雷原があるという設定にもかかわらず銭形や陸軍の舞台はスムーズに突入してしまっている、「二人合わされば最強」というが二人のコンビネーションで何かかしら解決したものが全くない(鍵を同時に回したぐらいか)。
ルパンの実写化という観点から気になる点を挙げると、
斬鉄剣で切ったものが銃弾と竹と銃身ぐらい。五右衛門(綾野剛)が車に乗るシーンで期待するのは車真っ二つのはずなのに道路に突き刺して飛ばすだけとは何事か。車縦真っ二つは椎名林檎が「罪と罰」のPVでやっているし、横真っ二つであればテレビ番組の一企画でやれるレベルのものであり決して不可能ではない。ルパン実写化において五右衛門に「またつまらんものを斬ってしまった」を言わせるならちゃんと斬らした上で言わせなければ意味がない。
ルパン(小栗旬)が殴る蹴るのアクションをやってしまう。ルパンはワルサーを持ってはいるが、実力行使をするシチュエーションは相当限られているはず。もちろん映画的見せ場としてやっているのは理解するが、この性格設定はルパンではない。
峰不二子(黒木メイサ)のスタイル(というか胸)の問題は・・・、まぁ、頑張っていたのでとやかく言うのもどうだろうと思わなくはないが、CGとか特殊メイクとか、やりようあったかなという程度の指摘に止める。
そんなこんなで、「これがルパンの実写だ」と思うとかなりストレスフルな鑑賞になると思うが、小栗が嫁をカメオ出演させて遊んでいる程度の映画だと思えば、それほど真剣に捉えることはなくなるだろう。
気楽に鑑賞して、あぁ北村節だなと思えば、納得できる人は納得できるのではないか。その観点で観られれば「『デビルマン』越え!」という感想にはならないと思う。
(2014.9.21 シネプラザサントムーン)
(評価:)
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