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[コメント] 駆込み女と駆出し男(2015/日)

飽きずに見せる力はある映画だと思う。大泉洋は、『清須会議』でも思ったけど、達者な役者ですね。
もがみがわ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







私の中では『レ・ミゼラブル』と同じ箱に入りました。エピソード詰め込み過ぎ。お年寄りが喜ぶタイプの下ネタ多過ぎ。

レ・ミゼラブルは舞台も映画も、あの長さで収めるには無理がある大作なので、音楽以外の完成度は高くないのと同様、女郎の足抜けや、舌を焼かれた女の子や、隠れキリシタンのスパイは、ばっさり切って、お吟とじょごとおゆうの話に絞ってそっちを膨らませたほうが良かったのにと思いましたよ。

そして、ブロードウェイでレ・ミゼを観たとき、観客はリタイヤしたお年頃のおじさまとその配偶者とおぼしきおばさまがたいへん多く、その方たちには宿屋の夫婦の下品なやり取りが大ウケでしたが、この映画も客の年齢層が非常に高く、そしてその方たちの笑い声が何度も聞こえて、もしあれを狙ったんだとしたらなおのこと、この映画は嫌いです。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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