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[コメント] 弾丸大将(1960/日)

戦後日本の底辺を生きるドブネズミが、その役目を逸することなく世間を相手に狡猾に戦ってゆく、この当時はよくあった喜劇的一代記。「イカニモ」感を漂わせる池野成劇伴音楽の不協和音を含めて、男の生きざまは60年代の邦画作品ならではの匂いを放ち、左派になりきれない中年男たちなりの抵抗の作法を提示する。
(★3 水那岐)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)寒山拾得[*]

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