[コメント] クリード チャンプを継ぐ男(2015/米)
ちょっと辛口にいえば、「爽やかなスポーツドラマ」。見ていて熱くもなれたし、充分に面白かったんだけど。(フィラデルフィアへのリスペクトは素敵です)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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誰もが知ってる「ロッキー」の新作。ずばり主役交代で、スタローンは親友の息子のサポートへ。これ自体はすごく良かったと思う。スタローン、残念ながらオスカー受賞はならなかったが、十二分に活躍していたと思う。完璧です。
そして、アドニス役のマイケル・B・ジョーダン。最近『ファンタスティック・フォー』のリブート版で「ヒューマントーチ」を演じていたが、デビューは『陽だまりのグラウンド』。子役から成長して、超大作に立て続けに出演していて、期待の注目株だ。「F4」のほうはどうにもつまらない映画だったが、今作では立派にスタローンと渡り合い、肉体もなかなか絞ってかっこいいと思います。
ただ、「育ちのいい青年」という雰囲気を感じてしまいました。施設時代の子供は「ナイフみたいに尖っては」的な、アブない感じだったのに、ミセス・クリードのもとで、「いい青年」になってしまった。なんだか「闘う理由」とかの、「湧き上がる闘志」とかを感じなかったし、ストーリー的に「挫折」を味わっていないので、「血ヘド吐くような、底辺から這い上がり」というものがなく、終盤の展開と言い、「とても爽やかな青春スポーツドラマ」と感じてしまいました。
おそらく「次回」があると思うので、そのあたりを期待したいと思います。そして次回こそスタローンにオスカーを!
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