[コメント] クリード チャンプを継ぐ男(2015/米)
「そうだ!アポロに隠し子がいたことにして、ロッキーが育てていくってのはどうよ?」という閃きはまさに悪魔の囁きであろう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ロッキーシリーズがファイナルで有終の美を飾った手前、相応の理由と覚悟が無ければファンを納得させることは出来ないのは作る前から百も承知だったはず。
「そうだ!そしていつかドラゴの息子と戦わせるってのは!?ちょ、すごくないこれ?観たくない?これ」はい、観たいです。
公開中のシリーズ2作目「炎の宿敵」を前にもはやスルーしきれなくて鑑賞。
だが、アドニスの「戦う理由」が全く伝わってこない。
恵まれている者がなぜ戦わねばならぬのか?が常に鼻に付く。
取って付けたようにロッキーが病魔に侵されてみたり、
フィアデルフィアのごろつき共がトレーニング中バイクで並走してロッキーがんばれとか、
正直これ違うやろという感じ。「ロッキーのテーマ」も鳴らないから誤魔化せないんだよね。
持たざる者の粉骨砕身の物語こそがロッキーシリーズの系譜だと思うので、
あらかじめ持っている奴の戦う姿にあまり興味が湧かない。
湧かないが、「炎の宿敵」はまあ、観てみるとするか。
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