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[コメント] オデッセイ(2015/米)

途中までは面白かったけど、僕には合わなかった
ギスジ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「もし火星に宇宙飛行士が取り残されたら?」今までにあまり無いアングルから描いたサバイバル作品です。漫画で言うとさいとうたかおの「サバイバル」でしょうか(古い)。漫画に出てくるサトル君は中学生?なので、色々失敗しながらサバイバルしていくのですが、今回は誰もが憧れる宇宙飛行士のマット・ディモンなんで、当然失敗もするんですが、科学的に検証しながら実行していくので「宇宙飛行士スゲー!」てなります。ゼロ・グラビティで言えばジョージ・ クルーニーでしょうか。どんな状況でもユーモアを交えながら必死に生きようとするメンタルが半端じゃないんです。

食料・水が無いなら作ればいいという発想は「さすが科学者だな!」と思います。火星で悪戦苦闘をする様を前半はぎっちり描いていて大きな展開は無いんですが、NASAが生存を確認してしまった所からドラマが大きく動きます。「なんであいつ生きてるんだ?!」的な感じでNASAの上層部の慌てっぷりと主人公の対比が面白く、事実を公表するか?しないか?と延々グダグダしてる感じが面白かったです。そんなバタバタしているNASAに、中国が持っている太陽神というエンジン?を仕様すれば帰れる可能性がある。という流れに僕は正直驚きました。NASAと中国が助け合うSF映画(しかもリドリー映画)が登場するとは全く想像してませんでした。まったく不意を突かれた時に、デビット・ボウイの「スターマン」が流れ、しかも曲を最後まで流してくれて僕は感動で泣きそうになったんですが、僕は涙をグッとおさえました。こんな展開では泣けない。中国の劇中の活躍っぷりにぼくは完全にヘソを曲げました。中国はお隣の大国さんですが、2ちゃんの影響か、尖閣の影響かそんな好きではありません。当然中国映画も観ないし、たまたま観たイップマンの日本兵の描写でも観る気が無くなる僕にこういう描写はしんどい。偏見の固まりの僕がこの映画は冷静に語れない。僕もなるべく地雷を踏みたくないので、少なくても予告で「NASAと中国が手を取り合う感動の…」的な描写を入れてくれないかな。

(評価:★3)

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