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[コメント] 彼は秘密の女ともだち(2014/仏)

これは評価に迷う。オゾンが、というより、フランスならではの展開と結末。絶対ハリウッドでは、こうはいかない。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







実は、他の方のコメントを読むまで、クレールは実は「同性愛者」だったとは思ってなかったから、「なるほど、そうだったのか?」とちょっと見方が変わった。

私の感じたのは、「同性愛」というよりは、「ローラとの特別なつながり」だったんだと思っていたから。

でも。「ヴィルジニアが恋しい」といったのは、やはりそうなのか?ここで私のイメージを狂わせる2つのシーン。

(1)クレールのベッドに忍び込む人影。ダヴィッド Or ヴィルジニア?と思いきや、ローラだった⇒夢だった。

(2)テニスコートの男子ロッカーのシャワー室での、ダヴィッドとジルの絡み合い⇒見間違い(ってより夢)だった。っていうか、「何を期待して」男子ロッカーへと、バスタオル一枚で忍び込んだんだ?

私は、クレールが魅かれていたのは、ヴィルジニアの姿をした「ダヴィッド」だと思っていた。でも実はその相手はローラだったと気づいたと。・・・・でも(1)のシーン以降、あまりローラのことを思い出す描写はなかった。やはり・・・いや、(2)のシーンの意味は?あるいはただの欲求不満?。

あー、もうなんだか判らなくなってきた。「彼は秘密のガールフレンド」が正解か?

で、ラストシーンをどうとるか?7年後のスクリーンにはジルがいない。そのまま受け取れば、妊娠しているクレールのお相手はヴィルジニア?これでは、ちょっとジルとローラが可哀想お思ってしまったが、オゾンらしいのか、フランス映画らしいのか?

・・・・まだ引っかかる(2)のシーン。これが幻ではなく、ホンモノだったら・・・。実はジルが「隠れゲイ」で、「彼は男が好きなの」と聞いたから、安心して?一線を越えていたのか?ハリウッド映画なら、コレだ、きっと。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)水那岐[*]

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