[コメント] カフェ・ソサエティ(2016/米)
それほど大したことない話を、大した話であるかのように、盛り上げようとしてるけど、ちょっと残念でした。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ギャングの兄を演じた、「カツラをかぶった」コリー・ストールが一番印象に残った。ほとんどセリフもないのに、存在感と、緊張感を生み出していた。
主人公アイゼンバーグは今回は「青さ」を出していたと思う。ハリウッドの頃や、NYに帰って、ナイトクラブの責任者になったころは青さと、なんとなくの「場違い感」があったと思う。でも終盤にもう慣れてきた後にも、それはあまり変わらなかった。たとえば、衣装を「黒っぽい」ものにするとかで、落ち着きを出すとか、髪型だとか、「見た目」だけでもそういったものを出していたらとは思う。個人的には「クセ物俳優」だと思うので、今後もいろいろ活躍すると思うが(Myベストは『嗤う分身』)、今回はさらにクセ物のアレンの作品の中で、あと一歩の印象でした。
もう一人、スチュワートは、キレイだけど、「チャーミングじゃない」。喜怒哀楽の「楽」が魅力的ではないと感じた。どちらかと言えば「笑顔じゃないヒロイン」のイメージだったが、その笑顔がまだ板についてない。そんな印象でした。そのあたりは経験で変わっていくと思うのですが、なんか「とがった発言」をいろいろ耳にして。ハリウッドから距離を置きたいゆえのアレン映画だったのかな。声が掛かるうちが華だと思うが、それが「挑戦」なら、やれるだけやってみて、とは思います。
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