[コメント] ジョン・ウィック:チャプター2(2017/米)
誰か「お家に帰るまでが暗殺です」と諫めてあげる人はいないのですか。戦略性皆無ならそれをカバーする正面突破の説得力もない、機械的なモグラ叩き。因果の鎖の物語に、思慮も覚悟も、カケラもない。
面も割れてる上に行動パターン(正面から突っ込み、正面から帰る、ホテルに立ち寄る)も知れてる、しかも側面から突っ込んでくる車にも気が付かない相手なら、狙撃でイチコロ、撒きビシでも十分じゃないですか。それとも、それをやらないのも「掟」とか「プロの礼儀」なんでしょうか・・・とか、キアヌだけでなく敵の立ち回りにも要らぬ思念ばかり去来。突っ込みを跳ね除ける演出力は、引き続き、ない。
フィッシュバーン×キアヌ×監督の邂逅に一抹の感慨を覚えたが、映画が求めるべき情感は同窓会のそれではない。実に眠い仕上がり。お色気シーンにフフッとなった程度。
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