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[コメント] けんかえれじい(1966/日)

だから2音ぐらいはって話じゃないって。あの直後に彼女が「あっ!鍵盤に汚れがっ!神様ゴメンナサイ!」と自分の舌で綺麗にするなんてだったらヒデキ悶絶〜。って、そんな話じゃない。兄弟二人して鍵盤ネタ、すまん。
ピロちゃんきゅ〜

確かに笑えて楽しくて、だけどハンパな…というか物語りはこれからよー!な終わりだよねー。むかーし読んだ(内容忘れた)「次郎物語」を思い出した。監督の「まったくバカな世代でスマン」みたいな告白なんだろうか。監督よりちょっと上の世代に対してなのかな。勝手な想像だが、監督の同期生達が「昔は良かった」とか「今の若いのはなってない。たるんどる!」とか、そんな風なヨタ話でもしてきて、かなり嫌な思いをしたとかさ、そんな「くだらねーな、こいつ」ぐらいの事が作品のヒントになったのだ!なんて、案外、正解?ま、ナンにしろ、「愚かな」世代だなーって感じは良く伝わりました<つーか、知ってますが。もっとも、今の若き世代の人間だって(もちろん、オレラの世代だって)、そっくり当時に行けば同じ様に育つんだろうけど。オレだって「津軽魂!」と連呼したかもしれない(注:そんなものは今も当時も存在しないです)。だいいち、オレは秋田生れだ。じいちゃんは福島だし(断じて会津ではない)。当時だったら「こんのハタハタ野郎!」とか揶揄されるんだろうか。地味だ…。ってそんな話じゃない。

ところで、当時のバンカラな人達は本当に「こんな」だったのか?クワやスキ、あるいは釘がたくさん飛び出してるたわし(?)をもって喧嘩ったって、死人が出るっつーの。というのはつっこんじゃいけない清順ならではの事なのだろうか?そういや、清順の映画で最後まで見通したのってこれが始めてだ(『陽炎座』と『殺しの烙印』の前半10分だけを見ている)。監督の名前と連動してこそってノリも考えモンだが、どうもソレを理解しないで見ると魅力半減ってのは悔しいな。いや、何を言いたいのかって、たとえば、すっぽんさんのローラースケートに「なわけないだろ!」とツッコムのは的外れもいいところなぐらいは理解するけど、正直、どこまでが冗談でどこまでがちゃんと撮ってるのかの線引が自分では引けませんでしたって事なんすけど。どーでもいいっちゃいいんすけどね。受け取ったままに感じろ!これですな。どうでもいいから続きは?これですな。つまり、細かい所はどうでもよろしい、と。

当時に生まれなくてホント幸せだ、オレは。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)甘崎庵[*] 水那岐[*]

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