コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] けんかえれじい(1966/日)

愛する浅野順子を思い、いきり立つ一物を涙で抑えながら男の喧嘩道を突き進む高橋英樹は最高にカワいかった。だからこそあの終わり方は納得できない。
水那岐

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







明朗なばかりではない。耳を食いちぎり金的を潰す本気の喧嘩である、主人公が血塗れになるくらいは承知の上だ。だが、高橋にとっては青春の象徴だったともいえる浅野が軍靴に蹂躙され、それを追うかのごとく「謎の男」北一輝を追って高橋が突然上京していってしまうラストは、背後に回って肥溜めに突き落とされた気分そのものだ。続編構想があったことは後で知ったが、ガキ大将が政治にまで口出ししてゆく三文劇画は大嫌いなので観たくはない。喧嘩はガキの間にやっておくもんだ。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (3 人)天河屋 ピロちゃんきゅ〜[*] 町田[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。