[コメント] 夜の大捜査線(1967/米)
実に見応えはあるのだが、肝心の事件自体が驚く程に安っぽい話。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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もちろんそこが狙いなのかもしれない。変に陰謀的・組織的な事件などではない、ただのありふれた事件の捜査であるからこそ、捜査を妨げる差別・偏見がいかに不当で、また、根の深いものであるかを強く感じさせている。
とは言え、被害者も犯人もどうでもいいような、本当につまらない事件なので、いかがなものか?散々困難にぶつかっていただけに、「こんな下らない事件であんな苦労を・・・」というよりも「あんな苦労して、こんな下らない事件か・・・」という取り違えた感想を抱いてしまう。捜査での苦悩は事件の枠を超えた、あまりにも強大な‘敵’との戦いであったという事であろうか。それはそれで大変興味深いのだけど、やっぱりもう少しは事件の方も興味深くしてくれても・・・。(笑
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