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[コメント] ローマの教室で 〜我らの佳き日々〜(2012/伊)
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★3肩入れしたくなるのはやっぱりマルゲリータ・ブイ校長の挿話だ。リアリストを装いつつウブも見え隠れするあたりがいい。彼女が何かと世話を焼く羽目になる少年のふざけた造型も面白い。振舞いには愛嬌があるが、人の話を真面目に聞く耳を持たず、満足に言葉も発しない。ほとんどハーポ・マルクスである。 (3819695)[投票]
★5オトナというものも一個の動物であることを認識した上での愚かさ、そして愛すべき属性が白日のもとにあばかれる。もちろん教師もまた例外ではない。懸命に職務に励んだからといってそれが報われる保証はないし、だからといって理解を拒むアクションに徹したからといって拒絶されるばかりとも限らない。これを真正面から描く、オトナであることを悲観するオトナの映画だ。 [review] (水那岐)[投票]