[コメント] あいつと私(1961/日)
いかにも当時の日活らしい5人の女子大生の口先だけの性解放や、左右両方から反発があったであろう安保闘争の扱いや進歩的婦人轟夕起子への賛美が今となっては微笑ましい。セリフが少なく目だなないがクリスチャン女子大生高田敏江の存在が効いている。
石原裕次郎主演のプログラムピクチャーとしての制約を考えれば中平康の健闘は光るも、もしこの脚本で増村保造が撮っていたらと考えると・・・・。いやいや、やはりこの時代の観客には、裕次郎の明るさや芦川いずみの清楚さとともに中平康の明瞭さが必要だったのだろう。
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