[コメント] クロール -凶暴領域-(2019/米)
ハリウッドらしい、ウェルメイドなパッケージだ、という感想が最初に浮かんだ。とても面白い。それは、周到に考えられた人物設定とプロット構成の賜物だと思う。例えば、フラッシュバックの使い方。
主人公・ヘイリー、カヤ・スコデラーリオの少女時代、プールの場面で、父親に引っ張り上げられる回想だとか。最強の捕食者、というキーワードが、鰐とヘイリーの両方に重なっていく部分だとか。
演出、画面造型も頑張ってはいるが、鰐の襲い来る、来ないが、かなり恣意的な気がしてくる(主人公は都合よく襲われないというような)。こういう演出は、だんだん緊張感に影響してくる。あるいは、主人公も、噛まれて、ぐるぐる回されているのに、他の人と比べて、それほど怪我していない、というのも幸運過ぎると思える。あと、床下のシーケンスが長く、シーンのバリエーションに乏しいのも、ちょっと減点。
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