[コメント] ジョジョ・ラビット(2019/米)
靴紐結びの反復が効く。しかし、ジョジョが結ぶのは、いつの間に?と思ってしまった。大人の象徴は、靴紐結び以外にも、煙草、酒、そしてダンス。
序盤は、ウェス・アンダーソンのよう。『ムーンライズ・キングダム』みたい。サム・ロックウェルのふざけ具合が絶妙で、これが、単なるギャグかと思っていると、信条的な背景がからんでいることが後半で分かる。この出し方はどうだろう。上手いとも思うが、理屈の担保はナンセンスな面白さを阻害するとも思う。ロックウェル(とその部下)が、自分でデザインした出で立ちで戦いに参加する部分なんかは、変なマント(と部下の蓄音機)が、理屈抜きで面白い。
スカーレット・ヨハンソンもとても複雑なキャラで、尚且つダンスへの志向等、エンタメ性も牽引するのだが、終盤の扱いについては、もう少し見せ方があったのではないか。あっけな過ぎる。
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