[コメント] カセットテープ・ダイアリーズ(2019/英)
主人公のジャベドが、詩作の原稿を捨てた後、初めて、スプリングスティーンの曲(Dancing in the Dark)を聞く嵐の場面。CGやプロジェクションマッピングも活用した、歌詞字幕の画面表現も実に上手くいっており、素直に楽しいシーンになっている。
しかし、親友マットの父親のフリーマーケットを手伝っている際に、憧れのイライザを目にしたところから始まる、ちょっとしたミュージカルシーンや、カレッジの放送室に勝手に押し入り、レコードをかけてからの、町中にも展開するミュージカル場面は、チープ過ぎる。その上、狙ったものかもしれないが、振付も変で、かなり幻滅した、というか恥ずかしかった。
あと、プロット展開上のチープさも気になる。イライザとのキスや、マットとの関係修復、あるいは、父親との和解も、簡単過ぎないか。また、ヒロインのイライザが、あんまり魅力的に感じられない英国映画らしい女優なのだ。ホントに多くの英国映画における女優の基準は、私の感覚とかなり異なる。
#家族総出で車のエンジン押しがけは、てっきりラスト近くで反復するかと思ったのだが、やらないのね。
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