[コメント] BLUE ブルー(2020/日)
三者三様のボクシング模様、いや四者だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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主役は松山・東出・柄本、そして赤髪の彼も入れたい。物語前半、ヒール役的な感じで存在感あったし何より柄本を覚醒させたからね。柄本とのスパーが原因でボクシングから遠ざかったけど、見舞いに来た柄本に対する態度にはスゲーいい奴だなと。最後も柄本の応援に駆けつけたのは嬉しかった。こういう触媒的キャラって好き。 あと、この四人で、動きを見る限りボクシングセンスはこの赤髪の彼が1番だと感じた。次に松山、そして東出と柄本が同じくらいかな。東出189センチでスーパーウェルター級(69.85キロ)の設定は長身の部類だけど全然OKですね。
松山に関しては「必ずしも名プレイヤー名監督にあらず」その逆だと。選手としては負けがこんだけど、指導者としてあの後復帰して欲しいなと思った。
ラストの東出と柄本の河川敷ランの清々しさ。
自分も20代後半、ボクシングジム通いしてた時期あって(大橋ジム その頃はジム初めての世界チャンピオンになる川嶋選手がいた)、まだ今のようにボクササイズしに来るこの映画のようなおばちゃんなんかいなかった(このおばちゃん連中マジウゼー でもドタドタうるさいんだよおばちゃんには笑った)。ひたすら狭いジム内でストイックな熱気が迸ってた。懐かしい匂い。なんか本作観てあの頃に戻ってしまった。
四人とも試合には負けてとりあえずは終わるけど、その後の希望を感じとれた幕引きはホント良かった。
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