[コメント] DUNE/デューン 砂の惑星(2021/米)
観慣れた人にとっては瑣末な事に思えるかも知れないが「本気で創ってる事が凄い」のだ。☆3.9点。
シネスケではデニ=ヴィルヌーヴ監督なのね、世間では専ら「ドゥニ」さんだけど。
これがもし別の監督だったら、プロット・カメラワークでさえ同じであっても絶対にこうなならない、作品の"情緒"ともいうべきその点が重要だと思う。王子の暗殺未遂、突然の大軍の襲来、砂世界の表現等、見事であった。様々な価値観が激変しつつある21世紀前半の現代では尚更扱いづらい所もある本作だが、続編にも充分期待出来る。
続編の制作は、本作の興行成績如何によるのだそうだ。そうした事情で<逆回想シーン>の様な予知夢が乱舞するのはちょっと頂けなかった。(そこがオダギリジョーの「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」(NHK)みたいで笑った)
ヒロインは『バーフバリ 伝説誕生』序盤のほぼ夢幻状態で終わったので、実質母chanがヒロイン。別に板垣李光人もといティモシー=シャラメは充分立派な青年を演じているのだが、映画はなんだかマザコン臭を放ってしまったのも残念だ。
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