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[コメント] セックスと嘘とビデオテープ(1989/米)

日本人には到底馴染まない会話劇。ヤル事は一緒でも異文化が遠く感じられる一本。
sawa:38

冒頭、ヒロインがカウンセラーに自身の訳のわからん悩みを打ち明け、夫婦生活まで話し始める。

西洋文化では精神科医という存在が非常に身近なのだろう。日本では精神科=キ○ガイという見方が多いと勝手に推察してるもんで、よく外国映画に登場する精神科医という役に違和感があります。

また作中、インポの男が「昔は自身を言葉で巧く表現出来なかった・・」ってな事を告白します。

何言ってんだか・・

小難しい単語を並べたてて自分の内面を短い文章にするような「言葉遊び」。自分の人生ってそんなに簡単にゃ表現出来ないですよ、私の場合。

西洋人は禅問答のような「言葉遊び」が好きなのか、それとも「なんとなく」「あいまい」な生き方は我慢できないのか?

それにしても、本作の登場人物たちの会話は、ズカズカと相手の内面に踏み込む質問を多用していた。礼儀を重んじる日本人にとってとても非日常的な会話集だったことは間違いない。日本人には到底馴染まない会話劇。

SEXにしても、いちいち小難しい理屈並べたててするもんじゃないだろう。なんて思っちゃいけないのだろうか?

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)irodori ユリノキマリ

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