コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] アーカディン 秘密調査報告書(1955/仏=スペイン)
- 更新順 (1/1) -

★4矢継ぎ早にウェルズらしい仰角、パンフォーカス、光と影、斜めに傾いた構図などが繋がれ不安定さを醸し出す。ミーシャ・アウアの拡大鏡に映し出された大きな瞳。豊富なロケ地、登場人物それぞれの多彩な描き方も見事。巨悪に見えたアーカディン氏が一転、世界からの孤立、不信の餌食になるのは実にこの作家らしい帰結。 (赤い戦車)[投票]
★3導入部は謎めいているがあとのサスペンスは平坦。クセのある登場人物(特に女性)の魅力だけ。 (ドド)[投票]
★4ダイアローグとモノローグの区別がつかないぐらい、或いは誰が喋っているのか判らないぐらいの本当に饒舌な映画。ミシャ・オウアのノミのサーカスのシーンは圧倒的な素晴らしさ。しかしオーソン・ウェルズは本質的にドラマ−悲劇−しか作れなかったということがはっきり判る。 (ゑぎ)[投票(1)]