コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ブレット・トレイン(2022/米)

チープ。狙って作ったチープではあるのだろうけれど。薄く作りすぎた水割りみたい。
G31

 昔、地下鉄に貼ってあった広告のコピーを思い出した。「トレイン降りたらトレーニンぐ〜!」っての。はい、関係ない。

 前半(終盤近くまで)の見せ場は、肉弾バトルシーン(格闘シーン)。客車の狭い閉鎖空間を上手く利用し、なかなか見応えがある。ブラピがとっさにブリーフケースでよけたウルフ(という名の殺し屋)のナイフがくるくる回ってウルフ本人に跳ね返るシーケンスなんて、展開が見事で思わず笑ってしまった。

 終盤になると、期待に応えて(?)列車が脱線してくれる。これも、今まで観たことないぐらいとまでは言わないが、なかなか観たことないぐらいには迫力がある。十分嬉しい。はずである。

 ストーリーが展開するにつれて開陳される諸要素も、上手に絡んだりイマイチ絡まなかったりと、これもまあまあだろう。ウルフ(先述)だとかホーネット(別の殺し屋。毒蛇の毒を使う。らしい)だとかはストーリー上、ほとんど活躍の場が与えられなかった。キムラ(幼いわが子を脅かされる、でもなぜかその前から憔悴しきった男)やその親父(真田広之が演じる。ラスボス臭やや強すぎか)も結局そうだ。プリンスちゃん(ピンクの女の子。手の込んだことが好き)は頑張ってたが、分かりやすい脇キャラクターで迷彩もない。ホワイト・デス(日本最大の反社組織の主。でもロシア人)もいっそ最後まで般若?面ままの方がよかったんじゃないか。電話オペレーター(ブラピ担当の営業事務みたいな関係の女性)は、ずっと声聞いてたのに誰か分からなかったなあ。あとチャニング・テイタムはノンクレジットだよな。『ホワイトハウス・ダウン』ではジョーイ・キングと親子役なのに。絡みもなくて可哀そう。

 ストーリーが進むとキャラクターに奥行きが出てくるのは、フルーツ兄弟と天道虫(ブラッド・ピット)だけ。まあ、そんなもんか。「きかんしゃトーマス」ネタは、さすがにシュッともポッともしなかった(←素養がない)。

75/100(22/9/4見)

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。