[コメント] TAR/ター(2022/米)
マンガのような経歴に顕著なように、貧乏人が構想したようなセレブ生活を実に堅実な人物がこなしている。
これは揶揄ではなく、巨匠を前にしても平然としている新人の天然こそ物語は文化資本だと定義し、小娘に振りまわされる中年のうれしい屈辱がタイプキャストの助平顔を躍らせながら、育ちのコンプが課題だと示唆する。どんな生き様をすればよかったのか。柴田理恵の顔貌と化したニーナ・ホスの副官のダンディズムが解の一例だろう。
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