[コメント] 女神の継承(2021/タイ=韓国)
情に流されヘマをする人々に筋をまとめ成立させる力はなく、もっぱら恐怖は病態の迫力に依存して、事件対処の過程はいつまでたっても始まらない。
近代的自我を前提とする白石晃士調の叙体は内容と釣り合わず、私的空間の侵食に躊躇がない世界像を誤配的に揶揄するばかりで、ヘマへの懲罰以上の感慨を結末に託しきれない。
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